人前で歌うこと
例え本番でなくても
初めて、受けるボイストレーニング。普通緊張しますよね
人前で歌うのが平気な人、自信がある人はボイストレーニングなど受けようとは思わないと思います。
声や歌に自信がないから、又はうまくなりたいからこそトレーニングを受けます。 それが例え先生一人の前であっても、何を言われるのか? もしかして才能ない なんて言われたら立ち上がれない! すんごい緊張するーなんて人も少なくないのではないでしょうか?
だからこそ、意識してリラックスする必要があります。
リラックスの必要性
お風呂に入っているとき、後は良い声がでる!
と思ったことはないでしょうか? 昭和的にはお風呂の中で親子で大きな声で歌うなんてこともよくありましたよね? お風呂の中の反響がいいつくりであるのもそうなのですが、お風呂で歌うとき、ん??今日は声の調子が悪いぞ? なんてあまり思ったことはないと思います。「準備と心構え」で汗ばむくらいの運動をすると声が出やすい と 書きました。 それは歌う前には身体の血行をよくし、血行がよくなると身体の緊張がほぐれるからです。
しかし、首や肩など肝心のよくリラックスして欲しいところは、意識して準備しないとほぐれません。少しだけご紹介します。
背もたれのある椅子で
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座った状態でリラックス
眼をつぶって背もたれに寄りかかり、ゆっくり深呼吸。その時手はももの上でもぶらりと落としてもかまいません。 -
ついでに腹式呼吸
先ほどの座った状態のまま腹式呼吸を意識してしてみましょう。お腹のそこから空気がたまっていくとイメージしながら 5秒で吸って、3秒止めて 10秒以上ゆっくりと吐いてください。 -
立った状態
足は肩幅に広げ肩まわし、首まわしをしてから 頭からゆっくりと前かがみに降ろしてください。手は自然にぶら下げて。曲げられるところまで曲げたら、力は一切いれないで背骨をひとつずつ乗せていって今度は首の骨をひとつずつ乗せてゆーっくり起き上がります。 絶対に焦ってはいけません。 -
あくびの誘発
ここまできたら、軽くいろんな身体の部分をストレッチしてほぐすだけでもいいのですが 眠くなったとイメージしてあくびを誘発させてください。 たしか私の恩師「イトウヨシ」に教わった「メソッド演技」でもこれしていたような覚えが・・・間違ってたらごめんなさい。
全ての基礎はリラクゼーション
私の二人目の先生は芸大の先生に5年ついたあと、ミュージカルの先生を探して見つけました。その先生はNYのアクターズスタジオ リー・ストラスバーグにもついた方。ボイトレはバーバラストライザンドと同じ先生でした。かなりバリエーション豊かな教え方でとても感謝してます今でも。その「メソッド演技」でわかったことなのですが、全てはリラクゼーションにあり。 演技も音楽も芸術または全ての人間が能力を発揮する場所ではリラックスが鍵となります。例えお仕事で左脳を使うことでもリラックスしてなければ本領発揮は難しくなります。疲れて声が出せない時や声の出せない場所にいるときはリラクゼーションをすることをお勧めします。