喉を酷使?
高い声に憧れる人がこんなにたくさんいるんだと教室を始めたときびっくりしました。
私も習い始めはとにかく音域を広げなきゃ(なんせ下のラから真ん中のファくらいしかでませんでしたから音域6音しかなかった・・・)と必死だったのでわからなくはないのですが。それにしても喉をいためたりポリープが出来てからでは遅いのです。なるべく続けて発声しない。金切声を上げ続けないでください。
無理のない発声で
限界音はどこ?
自分の限界の音はどこですか?
スタッカートで「ドレミファソファミレド」「あ」で発声してみて声が出にくくなるまで歌ってみてください。
限界の音がわかったら記録しておきましょう。レッスン記録を書くレッスンノートも必要ですが、自主トレ記録のノートも作ってください。
目に見えて自分の発展がわかりますよ。
まずはそのスタッカートで
限界音がわかったらそれ以上は無理をせずスタッカートで徹底的に声帯をストレッチさせてください。
舌の力を抜いて
高い音を出すには舌に力が入っては出ません。なぜなら口の中の空間をさらに広げないと高い音はでないからです。舌の動きコントロールできますか?
日本語の発音はわりと舌を使わないので舌の動きをコントロールするのは難しい方も多いです。
舌の根っこを下げることができる人は容易に口の中を広げられると思います。
高い音を歌おうとするときに舌がひっこんでしまう人は鏡をみながら 「HE」 や 「HI」 で レガートに発声してみて下さい。
その時舌は口からはみ出るほど出して力を抜いてください。
レッスンや練習は必ず記録しましょう
レッスンをまず会議記録をとるようなボイスリコーダーでとります。最近はとても性能が良いので1万から2万でクリアな音声のボイスリコーダーがあります。
けちって安いのを買ってしまうと音声が悪く細かい音の違いがわからないので良いものを買いましょう。
また、レッスンの記録を書くレッスンノート。こちらはレッスンの後おうちで録音したものを聞きながら注意点や練習方法、質問を書かれるといいと思います。レッスン中にメモるのは楽譜にマークする程度にしましょう。
自分で練習するにしても録音してチェックしたほうが自分の治したいところがわかります。ノートの記録もつけて目標を書いたりするとモチベーションもあがりますよ。