共鳴とは
他の楽器の音はどのように鳴っているか?
例えばピアノは弦の音だけで鳴っているわけではなくハンマーが弦を打ちその音は木の箱となっているピアノのボディに反響しています。
私たちが聞いている音はその共鳴している(板に音が跳ね返っている)音なのです。人間の場合は喉にある声帯がこすれあって音を出しその音が口の中の空間や頭の骨や胸などに反響させます。喉だけで歌うのではなく身体に響かせましょう。
共鳴の種類
鼻腔共鳴
鼻の奥には広い空間があります。中間音をハミングするときに鼻を指で触ってみてください。
ビビビと振動してませんか?初め弱い振動でもトレーニングを続けていくと強い振動になっていきます。
口腔共鳴
これはわかり易いですね口の空間を共鳴させます。真ん中のドから下のラをくちびるを閉じてハミングすると唇がくすぐったくなるように響きます。
胸共鳴
さらに低い音を胸に響かせるつもりで 「あー」か 「ZI-」と胸に手を当てながら発声してみて下さい。胸がビビビと振動します。
頭共鳴
上のラから(人によります)を響かせるには頭蓋骨を響かせます。これを頭の共鳴または、頭声とよびます。
共鳴の重要性
自己流で音域を広げようとするとつい喉(声帯)を伸ばすことだけに意識を集中して島しがちですが 音域を広げる鍵はなんと言ってもこの共鳴が重要です。高い音が出るようになりたければ、まず鼻腔共鳴をしっかりトレーニングしてください。 低いほうに拡げたければまずは口腔共鳴です。千里の道も一歩から ローマは一日にして成らず ゆっくり着実に地味な作業も繰り返してください。